Barbiephotography
「そこの方!どちらに行かれますか!受付は こちらですよ。チケットはお持ちですか?」 「え?あの…」 「このパーティー会場には、チケットが無いと 入れません。購入されましたか?」 「え?そんな…その…」 「チケットがあるか、聞いてるんです!」 「あり…
「これは…一体…えっと…な…何?どうして? どうやって?どうなってるんだい?ちょ… ちょっと…いや…さっぱり…やっぱり…全然、 わからないんだが」 「どの質問から、答えたらいいの?」 「君に任せる…僕は…その…しばらく混乱中だか ら…よろしく」 「これは…恋文…
「な…なんで?どうして…そんな風に思うの?」 「もしかしたら…と思って、言ってみただけだ なんだよ。でも、否定しなかったね」 「別に。何も入ってない」 「今さら遅いよ。さあ、白状したまえ」 「どうして、バレたのかな」 「なぜ、君が、あのクマに執着す…
「出てきたまえ」 「…。」 「茂みに隠れてるおじょうさん。君に言ってい るんだよ。出てきなさい」 「バレちゃった?でも、良かったかも。ここ、 蚊がすごいの。痒くてたまらない」 「それは気の毒に。これを使ってみてごらん」 「何?」 「虫刺されの薬だよ…
「もう、すっかり夜ですね」 「そういえば…え…ええ…夜ですわね」 「お宅には、電気は来ていないんですか?」 「え?ええ…何も無いので、たぶん無いかと…危 ないから…だと…思いますわ…」 「確かに、目の玉が飛び出そうな請求書を送り つけてはきますね。危険…